『オゾン発生器』というものをご存じでしょうか?
「オゾンって除菌のやつでしょ?」
「ウイルスに効果あるの?」
聞いたことはあるけど、詳しくは知らないという人が多いかもしれません。
そこで今回は、オゾン発生器の効果や価格帯などについて説明してみたいと思います。
オゾン発生器とは?
オゾン発生器とはなんでしょうか?
文字通り、オゾンを発生させる装置になります。
ではそもそもオゾンはとはどんなものなのでしょうか?
オゾン層というのは耳なじみがあると思いますが、そのオゾンです。
ふと空を見上げてみると実際に目には見えませんが、そこにはオゾン層があり、
そのオゾン層は紫外線から我々を守ってくれています。
見上げた先ばかりではなく、私たちの生活圏内にもオゾンは存在しています。
オゾンは、除菌やウイルスに対しての効果も高いため、
様々な分野で活躍しています。
つまり、菌やウイルスに高い効果を発揮するオゾンを発生させるのがオゾン発生器なのです。
オゾン発生器の効果とは
ではオゾン発生器の効果について見ていきましょう。
脱臭効果
・トイレ周りのニオイ
・動物のニオイ
・タバコのニオイ
・カビのニオイ
・食事のニオイ
・体臭
…などなど
生活空間に存在する様々なニオイを脱臭してくれます。
除菌、ウイルス除去
空気中のウイルスや菌、普段私たちが触っている部分に付着している
菌やウイルスにまで働きかけて、除菌をしてくれます。
→カビの発生をおさえる
すでに発生したカビを消し去ることはできませんが、
これから出てくるかもしれないカビの発生をおさえることができます。
花粉をおさえる
オゾンが花粉の細胞に働きかけることで、活発な花粉の勢いをおさえることができます。
→防虫
脱臭効果があることから、悪臭に寄ってくる虫の発生もおさえることができます。
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オゾンがウイルスや菌などに効果があるのはどうして?
少し難しい話をしますと、オゾンが強い酸化力をもって、
有害な物質を分解させるからです。
もう少しイメージがわきやすいように説明すると、
オゾンが菌やウイルスと結びついて、溶けて消滅する!
みたいな感じです。
菌やウイルス、ニオイの元も分子という形でその場に存在しています。
オゾンはその分子に直接働きかけてくれるということですね。
コロナウイルスに効果があるの?
結論から言いますと、オゾン発生器(オゾン)はコロナウイルスに効果があります。
これは、2020年5月に奈良県立医科大学をはじめとする研究チームの実験によって証明されました。
実験の内容は、コロナウイルスが入れられた箱の中に、オゾンを発生させるという内容です。
そもそもオゾンは、空気中の菌やウイルスに働きかけて無力化することができるため、
コロナウイルスに対してというよりも、ウイルス全般に立ち向かうことができるということです。
オゾンが、この菌やウイルスを無力化することを、専門用語で『不活化』といいます。
不活化という単語だけ聞くと、イメージしづらいかもしれませんが、
普段私たちが、アルコールで手を消毒する場面は多いと思います。
これは、手に付着している菌やウイルスを不活化させているということですね。
上記の実験では、最大で1,000分の1~10,000分の1までコロナウイルスを
不活化させることができたそうです。
オゾン発生器は、実際に病院などの医療機関に導入されているものであり、
感染症への対策としては十分効果が発揮できるものになっています。
オゾン発生器はいくらなの?
ベタな回答になってしまいますが、ピンからキリまであります。
安いものですと、1,000円台~10,000円台です。
施設などに導入するものになってくると、
10万~100万円以上という単位になってきます。
オゾン発生器と空気清浄機はどう違うの?
「オゾン発生器と空気清浄機って同じじゃないの?」と思う人もいるかもしれません。
どちらも空気(空間)をキレイにするという点では同じです。
何が違うかというと、有効範囲やウイルス、菌に対してのアプローチの方法が違います。
空気清浄機は、基本的には自分(空気清浄機本体)の近くの空間に対して効果を発揮します。
近くの空間の菌やウイルスなどを自分の中に吸い込んで空気をキレイにするイメージです。
一方オゾン発生器は空気清浄機とは逆で、自分(オゾン発生器本体)からオゾンを放出します。
その放出されたオゾンが、空気中の菌やウイルスに働きかけるというイメージです。
また、空気清浄機は家具などに付着している菌やウイルスには効果が期待できません。
しかし、オゾン発生器は扉や家具など、人が多く触っている場所の除菌まで行ってくれます。
オゾン発生器の人体への影響は? デメリットは無いの?
良いことづくめに思えるオゾンですが、人体への悪影響がないか気になりますよね。
ありかなしで言えば、オゾンは人体への悪影響があります。
ただし、高濃度の場合です。
ですから、低濃度のオゾンを発生させる家庭用のオゾン発生器であれば、
使っていくうちに悪影響を受け続けるということはないでしょう。
ただし、すべてのオゾン発生器がそのように設定されているわけではないので、
取扱説明書を参照するなどして、濃度の調整には気を付けるべきですね。
安全な濃度設定においても、においを感じる場合があるため、
普通に使う分で影響があるとすれば、オゾンのにおいを感じるということでしょう。
言うまでもなく、低濃度よりも高濃度でのオゾン発生の方が、脱臭や除菌により大きな効果を発揮します。
理想的な使い方は、外出する時などに、高濃度で使用するのが望ましいですね。
もちろん低濃度の使用であれば、オゾン発生器を使用している部屋の中に人がいても問題ありません。
オゾン発生器から出るオゾンは空気中にずっと残り続けるということはありませんので、
長時間家を空けての高濃度の使用であれば、心配なく使い続けることができます。
ちなみに、オゾンに触れ続けると劣化してしまうものがあります。
それはゴム製品です。
原因は、二重結合だとかオゾン劣化だとか難しいので、
割愛しますが、輪ゴムをずっと日光浴させておくと切れやすくなる。
そんなイメージです。
オゾンとゴムが結びつくと、すぐに壊れるというわけではありませんが、
オゾン発生器を使用する際には、ゴム製品は遠ざけておくのが望ましいですね。
・オゾン発生器の良いクチコミ 悪いクチコミ
オゾン発生器を実際に使ってみたら、どんな感じなのか気になりますよね。
ここでは、実際にオゾン発生器を使ってみた人の感想をご紹介します。
・コンパクトなのに消臭力が強いと思いました。
・思ったより小さくてビックリ
・キッチンでカレーを作っても、キムチ炒めを作っても、
換気扇だけでは部屋中に匂いが広がっていたのに、綺麗に消えます。
・梅雨に感じるジメっとした空気を感じなくなった。
・消臭剤では消えなかった中古車のヤニ臭が消えていました。
・耐久性が気になる。
・ずっとそこにいると独特な臭いがして気持ち悪くなりました。
・駆動系のトラブルで、ファンが回ると大きな音がするようになった。
・電池の減りが激しいです。
・ちょっと匂いがきつい時がある。
まとめ
オゾン発生器についてお話してきました。
まとめるとこんな感じです。
①オゾン発生器は、脱臭、除菌ができる。
②オゾン発生器はコロナウイルスなどの感染症予防にも効果が期待できる。
③オゾン発生器を使うときは、オゾンの濃度に気を付ける。
菌やウイルスには、とても大きな警鐘を鳴らされる時代になりました。
ここでひとつ、オゾン発生器という新たな対策を取り入れてみるのも賢い選択かもしれませんね。
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