薄毛に悩む男性はとても多いです。
薄毛のせいで「髪が決まらない」「人の視線が気になる」など悩みを抱えている方も多いです。
どんなことにでも原因があるように、薄毛になってしまうことにも原因があります。
主に考えられる原因は以下の通りです。
- ・ジヒドロテストステロン(DHT)の分泌
- ・血行不良がもたらす栄養不足
- ・「過剰な皮脂」が酸化することにより頭皮の炎症
- ・シャンプーの成分が頭皮に悪影響を与えている
これらが薄毛な主な原因となっています。
これらを改善することで薄毛を改善することができるはずです。
次の項目からより深く薄毛の原因を探り、そして、具体的な薄毛の対処法を見ていきましょう。
4つの男性の薄毛の原因
まずは薄毛の原因について深く探っていきます。
薄毛の原因を知り、理解することで、より具体的かつ効果的なに対処法を見つけることが出来ます。
まずは薄毛の原因を自身できちんと把握することが第一歩です。
ジヒドロテストステロン(DHT)が発毛や育毛を阻害し薄毛に繋がっている
ジヒドロテストステロン(DHT)という物質は発毛や育毛を阻害している男性ホルモンです。
ジヒドロテストステロン(DHT)は元々テストステロン(以下TH)という男性ホルモンなんです。
5αリダクターゼという物質がTHと結びつくことでジヒドロテストステロン(DHT)に変換されます。
ということは、THと5αリダクターゼの結合を抑制することができればジヒドロテストステロンは生成されませんね。
THと5αリダクターゼは男性の身体にとって重要な役割をもっているのであまり減らしてしまうのはよくないかもしれません。
血行不良による栄養不足が原因で髪の毛が十分に育たず薄毛の原因に
血行不良からなる栄養不足が薄毛の原因になっている可能性があります。
血液の流れが悪いと毛乳頭が髪の成長に必要な栄養を十分な量もらうことができず、髪の成長に影響を与えます。
冷たい飲み物をのみお腹を冷やしてしまう人や、冷え性な人は血液の流れが悪くなり髪の毛が生えにくくなっているのかもしれませんね。
お風呂にちょっと長く浸かったり、日頃から運動することを心掛けてみてはいかがでしょうか。
また、身体を冷やさないように温かい恰好をするなども一つの手かもしれません。
皮脂が酸化し、毛根を刺激してしまう
頭皮はもっとも皮脂が出やすい箇所です。
日頃からシャンプーをきちんとすることを怠ってしまうと、皮脂が頭皮に残ってしまいます。
頭皮に残った皮脂が酸化することで毛根に悪い影響(刺激)を与えます。
日頃から、髪の毛・頭皮のケアをきちんと行い、皮脂をできるだけ残さないようにしましょう。
皮脂の分泌量が増えてしまう原因は、脂質や糖質の摂りすぎ、ストレス、乾燥などです。
食生活の改善や日頃のストレスの発散を行うことで改善することが出来るます。
シャンプーの成分が薄毛の原因になっている可能性もあります。
皮脂を洗い流すために大切なシャンプーですが、実はシャンプー自体の成分が薄毛の原因になっている可能性があります。
また、シャンプーをきちんと流さず、流し残したシャンプーが悪影響を及ぼしているかもしれません。
シャンプーに含まれる成分が頭皮に刺激を与えたり、シャンプーの含まれる成分が頭皮に残って毛穴をつまらせることが薄毛を招きます。
薄毛の対処法
薄毛の対処法として健康的な髪の毛を作りましょう。
健康的な髪を作るためには、頭皮環境を整えることも大切なので、髪と頭皮をケアして対策をしていきましょう。
また、今は薄毛じゃないから大丈夫と思っていても、今後、薄毛になってしまうことも十分に考えられます。早期から薄毛対策をしていくことが重要になっていきます。
食事の見直しをし髪の毛の成長を促進させる
髪の主成分はケラチンというタンパク質です。ケラチンを作るためにはタンパク質が必要となるので、タンパク質を意識して摂取しましょう。
ちょっと食事を意識するだけで薄毛が解消されるかもしれません。
タンパク質が多い食品は、肉類、魚類、卵、乳製品、大豆です。
朝はパンやご飯だけ、昼は麺類や菓子パンなどで済ませてしまう、夜は丼ものだけ。このように単品メニューの食事ではタンパク質が不足をします。
1度に体が処理できるタンパク質量は20~25g程度なので、一度に大量に摂取をするのではなく毎食でタンパク質を摂るようにします。
朝はご飯・納豆・焼き魚、昼や夜は魚や肉を使った定食といったような食事にすると毎食でタンパク質を摂ることができます。
また、髪のタンパク質の合成には亜鉛が必要なので亜鉛も意識して摂取をすることが健康的な髪を作るためには重要です。
亜鉛が多い食品は、牡蠣、カシューナッツ、胡麻、豚レバーなどです。
薄毛を解消するには、ただ髪の毛の量を増やすのではなく健康的な髪の毛を作る必要があります。せっかく髪の毛が増えて来ても健康的じゃない髪の毛だとまたすぐに薄毛に戻ってしまうかもしれませんね…。
アルコールの摂取や喫煙をやめてみる
アルコール摂取を摂取するとアルコールの分解に亜鉛が消費されてしまったり、亜鉛の尿中への排泄量が増えます。喫煙でもアルコールの消費量が増えます。
そのため、健康的な髪の毛が作られにくくなってしまうかもしれません。
亜鉛が不足しないようにするためには、亜鉛を食事から意識的に摂取するだけでなく、アルコールの摂取や喫煙を控えることも大切になります。
このようにタンパク質と亜鉛をバランスよく摂取することで薄毛対策に繋がります。
血行をよくすることで髪の毛の成長を促す
食事から摂取した栄養素は髪に届ける必要があり、栄養素を届けているのは血液なので血行をよくするようにしましょう。
入浴や運動は血行を促進します。
湯に10~15分ほど入浴をすうと体の芯から温まりやすくなります。熱いお湯では長時間の入浴ができず、また体の負担となるので、38~40℃程度のぬるま湯につかるとよいでしょう。
ダイエットではなく血行を促すことが目的なので、運動は軽いもので構いません。
階段を使う、一駅分歩く、近場の買い物には徒歩で行くなどのちょっとした意識の改革で薄毛対策ができてしまうんです。
運動をすることで体が健康になり、さらに薄毛の対策になるなんてなんて素晴らしいのでしょうか。
使用するシャンプーを変えてみることも大切です
余分な皮脂を取り除くことは薄毛の予防のために大切なのですが、過剰に皮脂を取り除いてしまうと頭皮が乾燥をして頭皮環境が悪化をします。
洗浄力が高いシャンプーはしっかりと皮脂を取り除いてくれますが、頭皮に必要な潤いまで奪い取ってしまうので、洗浄力が優しいシャンプーを使用することをおすすめします。
アミノ酸系シャンプーは比較的洗浄力が穏やかです。
シャンプーは使い過ぎず、製品に記載されている適量を守るようにします。
手のひらにシャンプーを取り出して泡立て、泡を頭にのせて指の腹を使って頭皮を洗います。
その後にぬるま湯で洗い流します。
育毛剤の使用により髪の毛の成長をより活性化させよう
男性ホルモンが原因の薄毛には育毛剤を使用するとよいでしょう。
男性ホルモンのテストステロンからDHTを作りだす5α-リダクターゼの働きを抑制するような成分が含まれている男性用育毛剤があります。
その他にも、血行を促す、皮脂の分泌を抑制する、殺菌をする、といった成分を配合した育毛剤もあるので、原因にあわせて選んでみましょう。
育毛剤を使用するときにはマッサージをするとよいでしょう。マッサージをすることで頭皮への血流がよくなり、毛乳頭に栄養が届きやすくなることが期待できます。
強い力でマッサージをすると頭皮を傷つけるので、指の腹を使ってなでるようにマッサージを行います。爪やヘアブラシなど固いものを使用しないようにしましょう。
クリニックでの治療をすることで薄毛の原因を調べ対処法を学ぼう
薄毛治療を専門としている美容皮膚科や美容外科などのクリニックでは、一人一人の薄毛の原因や体質にあわせて治療を行っています。
クリニックで行われる治療方法は、飲み薬、塗り薬、植毛などです。
海外のミノキシジルの処方など、日本では承認されていない治療法も行っています。
治療方法は薄毛の原因や費用によって治療方法を選んでいきます。クリニックでの治療は自費になります。
もう少し費用を抑えたい場合は皮膚科に相談をするとよいでしょう。皮膚科ではプロペプシア、リアップ、ザガーロを使用したり、植毛などの対策を行うことが出来ます。。
まとめ
薄毛の主な原因は、男性ホルモン・血行不良・栄養不足・過剰な皮脂・シャンプーなどの5つが主に考えられます。
薄毛の対処法は、食事の見直し・血行を促す・シャンプーの方法を変える・育毛剤の使用・クリニックでの治療などが考えられます。
このように、薄毛の原因はさまざまで、複数のことが関係し薄毛になってしまうことがあります。
まずは自分の薄毛がどのような原因なのかを考え、それにあった対処法をしていきましょう。
薄毛を解消することで自分に自信ができ、ご自身の生活が変わるかもしれません。もし薄毛に悩んでいるのであればこれらのことを実践してみはいかがでしょうか。
もしセルフケアでは対処しきれない場合は、薄毛治療を専門としているクリニックや皮膚科に相談することを考えてみてもよいでしょう。
薄毛を解消するためにプロに相談してみることも必要かもしれません。
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