新しい住まいへのお引っ越し。
心機一転、ワクワク感もある一方で、今の住まいからの引っ越し作業は結構大変ですよね。膨大な量の家財の運搬、引っ越しに関わる様々な手続きがあるので、少しでも楽にしたいところです。
また、引っ越し業者も少し前までは引っ越し専門業者にという選択肢だけでしたが、現在は様々な業種が引っ越し業に参戦しており、種類がたくさんあってどこを選ぶのが良いか分からない……と思う人もいるかもしれません。
今回おすすめしたいのは、リサイクルショップ。引っ越し業務を扱うリサイクルショップは、他の引っ越し業者とは異なる利点があるのです。
ここからは、引っ越し準備・片付けで大変なことや、引っ越し業者の種類について触れたうえで、「なぜリサイクルショップがおすすめなのか」についてご紹介します。
引っ越し準備や片付けで大変なことは?
引っ越しをするにあたって、やらなければならないことは非常に多いです。
・家の契約
新しい家との契約を結び、初期費用を支払います。
旧居の手続きも同時進行。現住所の管理会社や大家さんに賃貸契約解除の連絡をし、駐車場の解約手続きも進めます。
・引っ越し準備
家財道具を移動するため、引っ越し業者を選びます。複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討します。
片付けられるものは片付けていきましょう。粗大ごみの収集依頼、リサイクル家電の回収手続き、不用品の処分なども並行して行います。
・手続き関係
役所で転出届を提出。電気・ガス・水道の手続きや、郵送物・各種配達サービスの手続きも必要です。
場合によっては国民健康保険・印鑑登録・福祉関係の手続きや、固定電話・インターネットプロバイダーの手続きも。
・家族の手続き
子どもがいる場合には、転園・転校手続きを取ります。
・身近な人に住所変更を伝える
転居はがきの作成、挨拶用の手土産準備、旧居のご近所さんへのあいさつなどが挙げられます。
・引っ越し完了には・・・
転入届の提出や、運転免許・マイナンバー・銀行口座・各種保険について、早急に住所変更を。
他にも携帯電話・クレジットカード・パスポートの住所変更や、自動車・バイク・原付の登録変更、ペットの犬の引っ越し登録などがあります。
いかがでしょうか?引っ越しの際には、大変な労力が掛かるのです。
少しでも負担を減らしたいところですよね。
引っ越し業者の種類
次に、引っ越し業者について見ていきましょう。それぞれの特徴を知って、引っ越し作業をスムーズに進められそうな業者を見極めてください。
・大手の引っ越し専門業者
引っ越し事業をメインに行っている業者です。
サカイ引越センター、アート引越センター、アリさんマークの引越社など、全国展開している大手が数多く存在します。
大手の引っ越し業者は、引っ越し作業員の数を十分に確保し、教育も徹底しています。各業者によって様々なオプションサービスをつけることができますし、いざという時の補償がしっかりしているのも特徴です。
また、CMで見たことがある業者だと、頼みやすく感じるかもしれませんね。
デメリットは、見積もりがやや割高になりやすいことです。特に、1社のみの見積もりだと、高い料金を提示される可能性があります。3~5社程度に訪問見積もりを依頼するのがおすすめ。
また、社員が多すぎるために社員間の意思疎通が取れてないことがあり、申し込み時と実際の現場で話が噛み合わないトラブルも見られます。
・地域密着型の引っ越し業者
地域密着型とは、地元で個人経営をしている引っ越し業者を指します。
地元の引っ越し業者は、大手に比べると若干割安です。大手のような広告を打たないので、経費を料金に上乗せされることが少ないです。
地域に詳しく、依頼主よりも引っ越し先の状況に詳しいということもしばしば。
注意したいのは、地域密着業者の場合、対応エリア内から外れてしまう引っ越しは料金が割高になってしまうことです。
また、業者によって質のばらつきが大きく、評判を探そうにも個人経営ゆえに辿りつきにくいのが難点。
・兼業の大手運送業者
メインの仕事は運送業、サブで引っ越しを扱っている引っ越し業者です。
ヤマトや日本通運が有名ですね。兼業の運送業者の強みはネットワークの広さからくる長距離引っ越しです。
大型車やコンテナ輸送などの運送手段もあり、長距離引っ越しの際には低コストで運んでもらえるでしょう。
近年は大手の引っ越し業者とサービスが遜色ないという声もあります。ただ、近距離の引っ越し価格でいえば、引っ越し専業の業者に軍配が上がるでしょう。
・軽貨物運送業者
赤帽に代表される軽貨物運送業者は、「物を運んでくれる」引っ越し業者です。
軽トラック1台とドライバー1名が作業を行います。車両代と人件費を抑えられるため、他の業種に比べて料金が安いのが最大の特徴です。引っ越し先までトラックに同乗できるのもありがたいところ。
デメリットとしては、作業員が1人しかいないため、荷物の運び出しの手伝いをする必要があることが挙げられます。
また、業者ごとの当たりはずれや、荷物が多い場合には向かないという点も。
・リサイクルショップ
近年、リサイクルショップが引っ越し業に参入し始めています。
リサイクルショップというと、出張買取についてはイメージがしやすいと思います。家まで見積もりを取りに来てもらい、家具や家電の買取、運び出しや不用品の処分までやってくれるお店が多いです。
引っ越しについては、リサイクルショップが提携を結んでいる引っ越し会社が主な作業を実施するというケースもありますが、格安で引っ越しを請け負う業者はリサイクルショップが自社の社員やトラックで行っています。
リサイクルショップは、元々出張買取や大型商品の配送なども手掛けており、引っ越しに必要なノウハウを蓄積しているのです。
それなら、引っ越し会社に直接頼む方がよいのでは、と思う人もいるかもしれません。ですが、リサイクルショップに頼むことで、多くのメリットがあるのです。
引っ越し業者としてリサイクルショップを選ぶメリット
・引っ越し、買取、大型品処分の見積もりが同時にできる
他の引っ越し業者とリサイクルショップの違いとしてまず挙げられるのが、「見積もりの際に、引っ越し・買取・大型品処分をまとめて見てもらえる」ことです。
引っ越しは費用が掛かりますし、少しでもお金を浮かしたいもの。売れそうなものはお金に換えて、引っ越し代に補填したいですよね。
リサイクルショップに引っ越し見積もりを頼むことで、同時に買取や処分の見積もりも出してもらえます。引っ越し前は様々な手続きや準備で忙しいので、少しでも時間を有効活用したいですよね。
大型品の処分まで見てもらえるので、大幅に手間を減らすことができますよ。
・買取の幅が広い
リサイクルショップでは日頃から様々な品物を扱っているため、目利きの腕は確かです。様々な品物を買い取ってくれるのが嬉しいところ。
○家具製品……食器棚、ソファ、カラーボックスなど
○電化製品……エアコン、テレビ、冷蔵庫、レンジ、ドライヤー、アイロンなど
○インテリア雑貨……時計、造花など
○スポーツ用品……マリンスポーツ、ウィンタースポーツ、ゴルフ用品など
○楽器……ギター、トランペット、キーボードなど
一例として、これらの品物が挙げられます。
売れそうにないと思った物でも、見積もってもらったら買取可能だったということもありますよ。
・不用品の処分を行ってくれる
引っ越し時には大量の不用品がでます。
ごみ袋に入る程度の物なら良いですが、新居には不要な自転車や家具などあげればきりがないほどです。
一般の引っ越し業者なら不用品まで新居に運ぶか、自治体や専門業者に処分を依頼しますが、リサイクルショップなら買取できないものでも有料で処分してくれるところが多いです。
・買取品を直前まで使うことができる
リサイクルショップによっては、買取品を引っ越し時に搬出することもあります。
つまり、生活に必要な家電を売る場合でも、引っ越しの直前まで使えるということです。冷蔵庫や電子レンジなど、無いと不便なものは意外と多いですよね。
大手引っ越し業者でも、買取サービスを行っている業者はあります。
ただ、引っ越しより前の日に買取を行うため、家電を使えない時間が発生してしまいます。引っ越し・買取・処分を同時に行うリサイクルショップならではの取り組みといえるでしょう。
まとめ
引っ越しはとても大変な作業です。少しでも効率よく片付けや準備をするために、リサイクルショップに引っ越しを頼むという方法があります。
リサイクルショップに引っ越しを頼むことのメリットは、「引っ越し・買取・大型品処分の見積もりが同時にできる」「買取の幅が広い」「買取品を直前まで使うことができる」こと。
買取や回収を頼むことで、引っ越し費用を補填できますし、再利用してもらえるので環境にも優しいです。
引っ越し業者を選ぶ際に、選択肢の一つとして、リサイクルショップをぜひ検討してみてくださいね。
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