【使い分けるSNS】手軽!SNS集客賢い利用とプロに学ぶ落とし穴

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「ゴーストレストラン」という言葉、皆さんはご存知だろうか?

実態のある店舗を持たずして売上を伸ばす、そんなカレー販売が展開されているという。

 

ゆったりとした時間が流れる日曜日の、何気なく点けられていたテレビから、驚くべき営業方法で人気を得ているというお店を目にし、私はその画面にくぎ付けとなっていました。

それは、熊本県のとあるオシャレな唐揚げ屋さん。

確かに店内の内装などオシャレではあるのですが、それがどうしてテレビでピックアップされるほどの売り上げをあげているのかと、半ば半信半疑に、私はもっている知識をフル活用してそのお店が人気である理由を自分なりに想像しながら映像を観ていました。

予想通りと言っては失礼かもしれないが、その人気の理由は「唐揚げ」という主力商品ではなく、なんとカレーライス。

それも、透明ななかなかトールサイズなカップに盛り付けられたカップタイプのカレーで、上段からサラダ、キーマカレー、ごはんという鮮やかな彩りの層が印象的なのが、ああなるほど・・・と今風な雰囲気を醸し出していました。

鮮やかな彩り・・・これは2017年度の流行語にも選ばれた、「インスタ映え」の定番で、私はこの映える見た目で、食べたお客さんが勝手にSNSにアップして人気になったのだろうな、そんなことを見透かしたつもりで、なーんだ、と、ひとつため息すらつきながらソファの背もたれに寄りかかっていると・・・

完全に予想を裏切られました!むしろそれこそが、経営者の戦略のうちだったのです!

実はこのカップカレー、唐揚げ屋さんの販売用メニューには一切載っておらず、店舗内のどこにもカレーの販売促進する目立ったものはないのです。

しかし、カップカレーの売り上げは伸びているらしい。それも商品を見る限り、食材も県内産の新鮮野菜など手づくりにこだわっている様子もあり、ネット販売品というのも考えにくい。

お客さんが知る術もないはずのものが、そして店もかまえていないのに一体どうして販売出来ているのか。

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初期費用を抑え、且つ、集客方法から考えられた経営戦略だった

ここで冒頭のゴーストレストラン、それがこのお店の営業方法だったのです。

ゴーストレストランというのは、アメリカで流行しているという、昼間営業してない店舗のキッチンを借りて営業するなどの専用店舗を持たない飲食店のことで、このカップカリーも唐揚げ屋さんの厨房の奥の奥、パーソナルデスクくらいのスペースで作られていました。

電話で注文しておく事前予約のみでの販売なので、人件費も少なく食品ロスも少ない。無駄のない営業方針は、集客方法を「Instagram(インスタグラム)」などSNSを使って行うことを基本としているところにも表れていると感じました。

実際このお店は、Instagramに映えるメニューづくりとその商品写真で、狙い通り若い女性などのランチ利用客の取り込みに成功していました。

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当たり前になったSNS集客、安易な使用で失敗しないために

ここで紹介したお店のお話は、SNSをフル活用した大成功例です。

恐らくSNSの良さを十分に知っているところから、商品開発もされたと推測できます。

そして、昨今では大手企業でも企業アカウントというものを設け、「Twitter(ツイッター)」や「Facebook(フェイスブック)」などを利用し、新製品のPRに使用したり、企業イメージの底上げを期待し、投稿をすることでSNSを使った販売戦略は一般化してきたと言えます。

そんなことはよく分かっていて、と、では我が社も・・・とまるで個人アカウントを立ち上げる感覚で始めてしまった、そんな方がこの記事を読んでいる方にいらっしゃるようでしたら、一旦今やろうとした投稿は消してください。

SNSは多くの人の目に触れさすのはカンタンですが、安易な使用は企業のイメージダウンにもなり兼ねません。

良い点、気を付けるべき点をよく理解した上で使用するのが、企業用アカウントのあり方です。

「なんとなく」では無駄&マイナスの作用、コンサルティングの重要性

今や小学生すら利用出来てしまうSNS、ですから情報をとにかく発信していればいい、たかがSNSと思っていては大間違いです。

例えば、多くの企業アカウントが存在するTwitterは1投稿ごとの文字数に制限があり、こちらが伝えたいことを簡潔に、そしてインパクトもある、キャッチ―さが重要となります。

そして他のSNSに増してリアルタイムなフォロワーの反応が得られやすく、ユーザーも10代から20代が多いという特性も考えて少ない文字数の中にも親しみやすさをいれるなどの工夫が必要となります。情報の流れも早く、更新頻度やトレンド意識も重要となります。

一方、Facebookは一般アカウントが実名であるためにユーザーも的確で正確な情報を得たい、発信したいという意識があります。

そのため、興味を惹かれる内容を必要とするフォロワーにしっかりと届けるために、他のSNSよりも情報の濃い投稿を発信し続けることが大事になるようです。

投稿内容もブログに近い使い方ができ、多少情報量が多くても許容できるのが特徴です。

そして、前出先ほどのカップカレーのように、写真や画像が主体の投稿でアイキャッチ重視の使用に適しているのは、画像をメインに投稿するスタイルのInstagramかと思います。流行に敏感でTwitterより年齢層が比較的高い、購買に直結するユーザーが多いため利用や裾野は幅広いのですが、文字による情報は少ないものが好まれる傾向にあるようです。

と、ここまでは私自身がリサーチしたり使用したまでの見解です。素人眼でここまでは感じとれましたが、日々変化を遂げるネット社会ですから、とにかく時代の流れを逐一注意深く見極め、それぞれSNSのユーザー=顧客の目線に立った投稿を考える必要があることが分かりますね。

最近では、炎上商法なる言葉があるように、あえてフォロワーの不快感を逆手にとって、企業イメージを度外視した戦略も聞かれますが、持続性もなく危ない橋を渡ることにしかならないこともあるので、どういう使い方をしたいか、そしてそれを一貫性をもって発信し続けることが出来るかは、とても重要であるかと思います。

こういったことを、普段忙しく日々営業活動に追われている企業の皆さんに1から調べて学んで実践するというのは、容易いことではない上に、開始までに多くの時間を要します。

ですから、SNSにも専門の 経営コンサルタントが存在します。

たくさんの人の目に触れるということは、自社にとってマイナスになる投稿をしてしまった場合、投稿は消せても人の記憶や記録されたものは消せないということ。

より効果的で安心なSNS集客を望むなら、プロによるアドバイスを利用しない手はないのです。

コンサルティングの具体例

SNSコンサルティングサービスには簡単に以下のようなものが挙げられます。
・運用ロードマップを作成する
事業目的やサービス内容を考慮し、ソーシャルメディア利用に向け戦略と目標の作成
・SNS用コンテンツの制作
内容を精査吟味し、海外をも意識した言語での作成や、フォロワーの認知や理解を高めることを意識したコンテンツを作成する
・アカウント運用代行
ソーシャルメディアアカウントの施策、管理、運用、改善
・SNS広告
SNS広告の作成や運用
・KPIの作成や分析
最終目標を達成するまでの過程において必要な中間指標の作成および計測・評価・分析
・社内向けSNS勉強会等の実施
専門家である経営コンサルティング会社スタッフが自社におけるSNS運用担当者向けにセミナーを実施する

など、SNSコンサルタントを行う会社によりサポートは様々です。

海外も視野に入れたコンサルティングが必要であればあちら、自社でアカウントを運営したいがより密接なサポートが欲しいなどであればあちら・・・などと、コンサルタントのあり方も様々です。

まずは自社のターゲット層や営業目的をしっかりと見据え、あるいは、経営コンサルタント会社のもつ分析力や動向をリサーチする協力を得ながら、積極的に相談しながら目標を設定してみるのも良いかもしれませんね。

SNS集客にも準備と知識は必要

思い立ったら、ワンクリックで始められてしまうSNSではありますが、その種類は多種多様で、ものによっては時間も人も、はたまたコストもかかる事態になりかねません。

しかし、より専門的で戦術的な知識を蓄えてから利用したり、経営コンサルタントという専門家を迎えて万全に活用してしまえば、とてもカンタンで多数の率直な生の反応も短時間で得られ、企業成長にも役立てることが出来るのかもしれません。

日々目まぐるしく変化する時代の流れを読むことが、必要不可欠。情報発信も情報取得もSNSを企業が利用しない手はない・・・そんな時代がやってきています。

 

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