家事のなかでも手間も時間もかかる「掃除」。
わかってはいるもののつい見て見ぬふりをしてしまうなんてこともあるのではないでしょうか?のちのち汚れがたまっていくものですから、気持ちも悪循環。
今回、今日からできる自宅のお掃除術をいくつかご紹介と共に、今話題の「家事代行」にも触れて行きたいと思います。皆様の生活のヒントになれば幸いです。
心理的にハードルを下げるちょっとしたアイディア
家事をしていると「もうイヤ…全然終わらない!」とイライラするケースが、必ずと言っていいほど出てくることがあります。本当に困ってしまいますよね。
専業主婦・共働きに関わらずこのような経験を一度でも味わってしまうと、トラウマまでは行かずとも「心理的なハードル」ができてしまうことがあります。
「実は(掃除の)方法が良くわかっていない」、「完璧にこなしたいという気持ちはばかりが強い」。この気持ちはモチベーションが高いことの表れでもあり、大変良い心意気かと思います。しかし、自身に対してのプレッシャー(ハードル)にもなりかねない為、できるだけ早めの手を打つことが良いと思われます。
掃除のスタートとゴールを決める
「掃除をするからには完璧にこなしたい」その気持ち、とても良理解できます。しかしここでは、スタートとゴールを決めることが、実は完璧さへの早道だったりもします。
「フローリングの掃除」・・・ではなく「フローリングの”埃”を掃除」・・・・といったちょっと具体的な設定はいかがでしょうか?
「掃除」という一言を胸に秘めいざ取り掛かろうとすると、頭の回転の良いあなたは、あらゆる掃除過程を瞬時にイメージしてしまい、状況によっては、そのハードルの高さのプレッシャーからか、掃除そのものを先延ばしにしてしまったり、その逆に全て完了するまでもくもくとやり続ける、ということにもなり兼ねません。
ここでもう少しだけ具体的に。「”キッチン”のフローリングの”埃”を清掃する」というように「目的」、「場所」を小刻みに決めることにより、あなたの心理のハードルをさげることに助けになると思います。また具体的に決めることによって、使うべき清掃道具も決めやすいのです。
「ながら掃除」、「ついで掃除」を実践!
筆者も実践しているこの「ながら掃除」。
意外と効果覿面です。そのアイテムの一つに、粘着カーペットクリーナー(通称:コロコロ)がありますよね。これはテレビを見ながら、雑誌を読みながらでも実践できる「ながら掃除」の代表的なアイテムです。
もちろんアイテムはコロコロクリーナー以外でも。ちょっとお値段が高くなりますが、ダイソン等のハンディタイプ クリーナー(掃除機)も有効ですし、たとえ雑巾であっても良いのです。ポイントは掃除をメインにしてしまわないこと。
清掃以外のことしているから「ながら」と言えるのであって、掃除をメインにしてしまっては、元も子もありません。ここでもご自身の心理のハードルを高くしない為の工夫が生かされているわけですから。どうぞお気楽に。もしうっかりTVドラマに夢中になってしまい「ながら失敗」に終わっても気にしないことです。それを咎める人は誰ひとりいません。
普段使う場所の近くに清掃道具をしまう
部屋の掃除を、心身共に負担無く楽に取り掛かることができるようにするアイディアとして、普段使う場所(部屋)の近くに清掃道具をしまうという方法もあります。
これは、気になったときすぐに掃除できる、という利点があり、前述した2つの考え方(項目)である「掃除のスタートとゴールを決める」、「ながら・ついで掃除」を実践!」にも大いに役立つことです。
人は汚れが目に付いたその瞬間すぐに綺麗にしたいと思うものです。例えば、「トイレ」を想像してみて下さい。トイレットペーパー以外にも、清掃用品がトイレ室内にほぼ全て集まっています。ここでもしあなたが汚れを見つけてしまったらどうでしょう?答えは明白です。
綺麗にした後は、少し晴れやかな気持ちにすらなれると思います。ご自身のトイレの都合も終えていれば尚更のことです。この瞬間あなたは「ついで掃除」と「普段使う場所に掃除用具をしまう」の二つを、なんのプレッシャーもハードルの高さを感じることもなく自然とこなしているのです。
おすすめの「お掃除術」をご紹介
室内の掃除についての在り方の一つを心理的なハードルと共にお知らせしてきました。もしも少しでもご参考ななったと思って頂けたらうれしい限りです。こちらでは「ラク」と「コツ」をテーマに、化学薬品を使わないお掃除例をご紹介します。
“「ラク」「コツ」”~ 電子レンジ 掃除術!
食生活に欠かせない電子レンジ。奥様の本格調理から深夜ご帰宅の旦那様の「ごはんのチンッ」まで、毎日ほぼ必ず使用する「電子レンジ」。
お手入れはどうしていますか?
重曹でラクラクきれい!
電子レンジの汚れのほとんどは、飛び散った食材の油分油脂。こんな汚れにはアルカリ性の重曹が効果的です。
庫内全体の汚れには重曹水を「チンッ」。これによりレンジ内で温められた重曹水が水蒸気となって広がり、汚れにアタック!汚れを浮かび上がらせることによって、綺麗に掃除できます。また、重曹には消臭効果もあるので、匂いも一緒にお掃除できます。
ガンコな脂汚れには重曹ペーストがおすすめです。水で溶いた重曹ペーストを作り、油脂汚れや焦げつき部分に直接塗ります。汚れの度合いにもよりますが、20分~1時間ほど放置したのち汚れを削り取ります。
この時電子レンジ本体を傷つけないようご注意下さい。アイテムとしては、使わなくなったポイントカード(紙製以外)等、薄く平らで上部なもので削るのがおすすめです。このように食品類による油汚れに重曹はとても有効です。
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“「ラク」「コツ」”~ 蛇口の水垢 掃除術!
蛇口のくすみ、白色の汚れは水垢が原因です。クエン酸で綺麗にすることができます。
掃除手順
1. クエン酸水を準備しましょう。水を約200mlに市販のクエン酸小さじ1杯を混ぜることで簡単に作ることができます。
2. 準備したクエン酸水を、蛇口にスプレー。できるだけたっぷりと、がおすすめ 3. スプレーされた部分の上からキッチンペーパーを被せ、さらにその上からラップをする
4. その状態で40分ほどおく
5. 貼り付けていたキッチンペーパーで拭き取る
6. 乾いた布でしっかり乾拭きする
7. 蛇口がビカピカに!
もし汚れがひどい場合は、クエン酸水を重曹に加え、ペースト状にした状態で、歯ブラシを使い磨き、お湯で洗い流します。最後は乾いた布でふき採って下さい。想像以上に綺麗になります。尚、歯ブラシで磨く際は、蛇口本体をキズつけないようお気を付け下さい。
家事代行業者に依頼することも検討材料のひとつに。
家の中、部屋の数、床、配置されている備品類の数、さらには壁や天井と、取り組むべき掃除の項目は想像以上に多いのが現実です。
例えばご夫婦で共働きに環境にいるとなると、日々のお掃除活動は、より困難な状況であることが伺えます。家事、育児、フルタイム仕事をもし独りでこなそうものならスーパーマンだってやっていない重労働なのです。
多くのことを抱えてキャパオーバーになってしまう前に、家事代行サービスに頼ることも一つの方法です。
“家事代行は、「家事から解放される」以上の利点が挙げられる” という利用者もいます。以下は、現在家事代行を利用中の方のご意見を参考に利点等いくつかを具体的にご紹介します。
人が動きやすい環境作り
家事代行が家事を賄う家庭に見られる共通点として “誰が見てもどこに何があるのかがわかるように整頓されている” が挙げられます。
これは、各家庭でよく見られる傾向にある「自分しかわからない整理整頓」ではなく「生活導線や行動パターンを意識した整理整頓方法」が施されているというものです。
通常どのお宅も共通していることが多い「不規則な収納」。こちらが見事に解消されています。専業主婦のご家庭、共働きのご家庭関わらず、「家事の負担を減らしたい」という想いは同じ。
ある家事代行サービス利用者曰く、”(家族内での)家事の負担を減らしたいのならすべきことを分散すること。その為には人に動いて貰い易い家づくりが必要です。家事代行サービスの活用によりそれが可能になりました。”
家庭内での自身の役割を意識
家事の重要な役割の一つに「子供の世話」があります。これにはベビーシッターの経験がある私も感じることなのですが、いわゆる「世話」は他人でもできてしまうことなのです。
しかし一方で、親にしかできないこともあります。それは、”子どもの成長と人生に責任を持ち、身の安全を保障し、彼ら(子供)を導いてあげること”。・・・そうです。お子様を「世話する」ではなく「導く」ことです。
「教育」と言い換えることもできます。しかし「教育」という響きは、「(教科の)学習」とイコールに思われがちですが、決してそれだけに留まりません。
例えば、食育を通じて子供を導いて(教育して)あげたいのでしたら食事を作ってあげることから始められますし、掃除や洗濯等においても同様です。ちなみに私の場合は幼少期の頃、母親による祖父への介護を見て育ってきており、母親のお手伝いを通じて学ぶことができました。
これは現在の自身の形成にも役立っています。子供を導くことは、親にしかできません。そして親自身が思う教育や在り方に通じる導きを、実は子供は求めているのです。
パートナーとの関係を見直すことができる
「いつの間にか、夫婦で一緒にいる意味が愛情以外のものになっている。」心当たりがある家庭も多いのではないでしょうか?家事代行サービスを利用することによって「夫婦関係を見直すことができる」という意見も見受けられますが。
正確にはその時間を得ることができる、ということだと思います。しかしそのきっかけは、大変意義のあることです。
家事代行サービスへの意識・ニーズ
家事代行サービスの利用者は年々右肩上がりに増えています。背景としては、多くの女性が社会進出し、共働きの世帯が年々増加しているためです。利用を検討している方々の多くは
・仕事が忙しく家事に手が回らない
・質の良い家事をプロにやって欲しい
・家族と一緒に過ごす時間や自分の時間を確保したい
と、いった理由です。そして実際に利用しているサービスは、
・掃除、洗濯
・買い物
・料理、炊事
・ゴミ・不用品の処分
・部屋の模様替え
・高齢の家族へ行動サポート
と、大変幅広くサービスを活用していることが伺えます。
これだけサービスが充実しているにも関わらず、利用検討中で足踏み状態の方も多いようです。その方の多くが、「家の中を見られるのはちょっと困る」や「ご近所の目も気になってしまう」という心情があるようです。
現在の状況を改めて見直して頂き、利用した際のイメージがご自身にとって、家族にとって良いものであれば、家庭内で話し合いの上、前向きに検討すべきであると思われます。奥様独りですべての家事を背負い込み苦労に耐えている姿は、想像するだけでも辛いものです。
現在、日本における家事代行サービスは、ほぼ全国規模でビジネス展開されており、皆さんの地域を管轄している会社も多くあります。
しかし、ちょっと驚きなのが、企業数だけ見ると、実は10数社ほどしかありません(大手・主要な企業)。この数が何を示すかの具体的な答えがあるわけではないですが、一つ言えることは各社とも自社のサービスを認知してもらうことに必死であるということ。
これは、いかに利用者様が望むサービスを「きめ細やか」に対応できるかを念頭に「利用者に寄り添う心構え」で臨んでいるということです。その為、「家の中を見られるのはちょっと・・・」といった、利用者にありがちな心配事は、納得のいくフォローを得られるkとおことでしょう。
まずは、家事代行会社へご自身の心配事・わがままと感じること等も含め、ざっくばらんに相談してみることをお勧めします。きっと家事代行に対する安心感、利用意欲が湧いてくることと思います。
まとめ
ここまで、お掃除に対しての心構えや小技、そして家事代行サービスのことを話して参りました。
全ては、家族の皆様各々が「家庭はこうありたい!」という想いを実現する為のヒントにすぎません。お子様の成長も見据えながらパートナーとの良好な関係も築き家族一体となって一日一日を有意義に過ごせることを心から応援しております。
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