アニメ、ゲーム関係の仕事を得るための門をくぐってみる
~私の体験談~
第一段階
やはりデジタル化されている現在は、アニメ、ゲーム関係の仕事を得るためには十分なスキルを得ることが第一となります。
一番手っ取り早い方法となりましたら、やはりお金はかかりますがメディア系の専門学校などに通うのが一番かと思われますのでまずは専門学校で集中的に学習していくことにしました。
スキルを得られるだけではなくネットワークの構築やアニメ業界に明るくスキルを持っていらっしゃる先生たちとのコネクション、それに学校によっては就職活動のお手伝いなどもしてくれるところがありますから、必要なものが全て得られる環境ではあります。
就職率の高さではアミューズメントメディア総合学院やバンタンゲームアカデミーなど有名で勢いがあります。
代々木アニメーション学院は全国にありますから、その中で人脈は非常に作りやすいです。
自分は現在大阪に住んでいるので、大阪にある専門学校を選びました。
この学校では芝居や演技など、他のジャンルで夢を追いかけていらっしゃる方々、社会人の方々から高校生の方々まで幅広い人材が育てられています。
世界を広げて行きたいのならばこのような環境を選んで正解だったんではないかと思っていますし、講師陣は話上手な方々が多いので授業は楽しいです。
規模が大きいこともあり、卒業後に現場で活躍されている方々も多いかと思いですし、就職のサポートを終了後にも引き続き受けることができるのは非常にありがたいですね。
ただ中々競争率が高い業界であるのは確かです。
自分は学校から就職活動サポートを受けましたが資金が尽きましたので、一旦一般企業への斡旋をお願いすることになりました。
第二段~学校卒業後 アニメやゲームが好きであることの強み
アニメやゲームと関係のない仕事などをしていますと、やはりそれらから離れる時間が増えて来ます。
そんな環境にいましたら、本当にどれだけ自分がアニメやゲームが好きなのかが分かります。
鑑賞やプレイだけで良いのか、それともやっぱり制作側として突き詰めていきたいかなどといったことなんです。
アニメーションやゲームを学問としてとらえた場合、やっぱりアニメの歴史から数多くある作品の全て、それらがどのようにして制作され、どのような人間たちが活躍しているの分野なのかなど、必ず知りたくなりますし、必要となってきます。
本当に好きなのであれば、この学問の博士になるくらいに勉強をしていくことさえもいとまないでしょう。
アニメやゲームは今や世界の経済を動かすほどの分野です。
全くアニメやゲームに関係がなかった立場の人々さえも、その経済力に揺り動かされるほどの巨大産業なのです。
この学問に対して難しさを感じる一般の方々もいらっしゃるでしょう。しかし好きなのであれば全く辛くないどころか、どのような形でも常に関わっていたいと思うことでしょう。
この世界が自分の全てであるというくらいにまで突き詰められるような人間であれば必ず道は開けるんではないかと信じていますが、現実は自分が飽きることなく、どれだけ強く、そして適格なアプローチを保っていけるのかが如実に影響してきます。
第三段階~自己の能力との闘い
学校が終わり一般企業に就職しましたら今までのように集中して学ぶ機会がグンと減少します。
アニメやゲームなどのメディアな業界はテクノロジーとの追いかけっこになってきますから、常にスキルアップをする能力が必要となってきます。
要するに、学校で気づいた基礎を保ちつつも、自分でどんどん勉強していかないと追いつけないようになっていきます。
特にゲーム業界などはその傾向が顕著にみられますね。3カ月経てば新しいテクノロジーツールやソフトウェアなどが発売されることもあるような世界であり、勉強をやめることができない業界でもあるんです。
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正直これはとても辛いと思いました。普通の簡単な仕事などでしたら、一旦職場の現場の仕事さえ覚えればあとは同じことの繰り返しだったり、新しいことが増えてきたとしてもメディアの世界のような目まぐるしい変化まではありませんからね。
数学的な能力や一般的な知識さえも必要とし、そこから芽吹いた考え方も必要とするため、子供のころからの何気ない学校の勉強さえ非常に重要となってくるのです。
そして今やプログラミングが小学生の必須科目となりましたので、ゲームやアニメ制作におけるメジャーなプログラミング言語は母国語と同様な立場に置かれ始めたんです。
脳の限界との闘いを終えることは不可能です。
第四段階~どのような人材が喜ばれるのかを考えてみる
正直仕事ができればアニメやゲーム業界での雇用のポジションは用意されています。
問題はそれほどまでの人材に自分がなれるのかということなんですね。
例えばですが、アニメ・ゲーム業界のアーティストの現在の世界最高水準のサラリーが$160,077(17,862,592 yen)あたりとなっていますが、最低水準は$18,695(2,086,128 yen)あたりになっています。もちろんこれらの数字より下回ることもありますし、上回る状態さえあります。
この結果はその人材がこなせる仕事の量や質に反映されています。
最低水準に近いお給料の人材ができる仕事は、消費者に近いレベルのものになります。アニメを鑑賞したり、ゲームをプレイしたりするなど、それらに付随する業務としまして、意見や感想を述べたり、専門知識をあまり必要としない事務的な作業が付加されたりもするのです。
しかし最高水準のようなレベルの高いポジションとなりますと以下のようなスキルが要求されてきます。
非常に高いコミュニケーション能力 人材マネージメント能力と強い立場の人間たちとのコネクション アカウンティングなども含んだ資金管理能力 ゲームやアニメ制作における全ての知識 テクニカルな業務を行えるほどの知識とスキル アーティストなどが持ち得る特異稀なる才能 世界で通用するだけの外国語能力 ビジネスにおける先見の明 など
これほどまでになれる人間はそうはいません。こういった業界からの要求を踏まえつつ、自分には何ができて何ができないのかを見極めることさえも大切となってきます。
第五(最終)段階~最終的に得られた仕事とは
日々の勉強の積み重ねと自分の見極めや判断を重ねて行った結果、最終的に自分が得られたポジションとは、某通販サイトの運営などを兼ねて制作されたオリジナルのアニメやゲームのキャラクターグッズなどの販売の担当でした。
アートな才能も、高いテクニカルなスキルも必要としません。少しコミュニケーションなどで難しいことなどもありますが、アニメやゲームと関われるということで自分としましてはとても満足しています。もちろん、学校で学んだアニメやゲームの制作に関する直接的な勉強も無駄ではなかったと感じています。
現場の状況も解りますし、それらに関連した話ができるようになったからです。
これからもアニメ・ゲーム業界で活躍したいとする新たな人材がどこかしらで生まれていることでしょう。
どの職業でも言えることですが、高いポジションに就くためにはやはりそれだけの勉強の時間や能力を育てる時間が必要なんです。だからこそなるべく早い段階で目指すべき目標を掲げることができた人間は強いです。
人間は一生の内にどれだけの階段を登ることができるのか、考えてみるだけでも価値はあるかと感じます。
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