「拡散」。
その言葉の意味は、粒子や熱などが自発的に広がり散ること、と一般的な多くの辞書にはその意味が記述してあるのですが、いまやインターネットの世界における拡散の言葉のもつ意味もその名の通り広く知れ渡り、誰もが認知するネット用語としてメディアでも多く取り上げられています。
その拡散という言葉を主に世に広めたソーシャルメディアこそが、Twitterです。
今回はそのTwitterの特徴と効果的な用途などについてお話します。
SNSとして最も幅広い世代が使用するのがTwitter
このページを覗いている方も、もうすでにSNSの拡散による影響力は知っていてアクセスされているのだと思います。
ですがまだ導入されていない、そんな方々がいるのも事実なのではと思います。その理由は、やったことがない、よく分からない、昨今ニュースになっているような間違った利用をするリスクがあるのではないか、また、影響力があるといっても運の良い一部の例なのではないか、と活用することに躊躇し踏み出せない不安などもあるのかもしれません。
ですが、そんな心配をしてためらう方々でもネット広告や記事を読んでいて一度は「これは気になる」とリンクをクリックしたことがあるのではないでしょうか?
そう、閲覧するのはワンクリック、ワンタップ、とても気軽で簡単なのです!
その手軽さはやはりスマホの普及とともにあり、「スマホ知育」や「かんたんスマホ」などという言葉があるように、幼児から年配者まで世代はさまざま、中でも情報ツールとしてもSNSとしては群を抜いて重宝されているのがTwitterです。
では、なぜTwitterなのでしょうか?
1)少ない文字数での投稿・閲覧による手軽さ
情報量が少ないのは一見デメリットのようですが、発信する側も閲覧する側も新しいことを取り入れやすいという傾向があります。
例えば、全くSNSをしたことがなくても一言なら・・・とハードルが下がりますし、普段は興味が無い情報でもサラリと受け止められる情報量なら目に留まることで、興味への導入きっかけとなることもあるからです。
2)情報の早さ「いま」がリアルタイムで分かる
上で述べたように投稿が手軽であることから、ユーザーはそれぞれにリアルタイムな「いま」を発信し、閲覧しています。
例えば、スーパーのタイムセールがたった今始まった!そんな15字程度の情報でさえ、欲しい人にすぐに届けることが出来るのです。実際にそれを利用したキャンペーンなどが各社で行われています。
スポンサーサイト:
3)気軽に、素早く、自然現象のように広がるリツイート機能
Twitterにはリツイート機能というものがあり、誰かにも知らせたい!周りの人にも知ってほしい!と閲覧した人が感じたら、そのツイートを自分の投稿欄に再ツイートさせる機能があります。
クリックやタップするだけなので、自身が改めて書き込む必要もなく、さらにその再ツイート投稿を気に入った人がいたらリツイート・・・と、際限なくほぼ自動的に情報が広まっていきます。
代表的な特徴をあげましたが、ほかにもさまざまな他のSNSとの違い、メリットがあり、どんな情報や使い方、年齢の方でも導入に抵抗を感じにくいのが最大の強みのように思います。
PRだけではなかった!効果的企業アカウントの具体例
では、実際にTwitterの企業アカウントでどんな効果が得られ、成功しているのでしょうか?
調べてみると、大きく5つの要素があるようです。
まず1つ目に、オーソドックスに「PRとして利用する」というのがありますね。
新商品の紹介、キャンペーンの告知、イベントの告知、公式サイトの更新情報などを発信します。
ただ、これは名の知れた大きな企業やすでに会員制などでフォロワーを獲得出来ている状態で有効な利用方法です。
フォロワーとは、自社の情報を得たい!と思って、その情報発信にすでに期待して閲覧登録して下さっている状態ということになります。
投稿にはbotといって自動発信してくれるプログラムや、担当者を設け発信していくなど方法がありますが、フォロワーを集める・・・まずは根本的な集客からとなるのでメリットを得るには難易度が高く、コンサルティング会社などを活用するのが近道でしょう。
2つ目は、Twitterの強みを利用した「キャンペーンなどの販売促進」活動です。
「リツイートして来店してくれたら1点無料」や「フォロー&リツイートでプレゼント応募完了」など、閲覧したユーザーに簡単なミッションを与えてクーポン感覚で来店してもらうなど、ひとつ目のPR利用に比べて顧客を獲得しやすくなります。
そして、拡散を利用することで、フォロワーが増えたり顧客のすそ野を広げることも期待できます。
しかし、やはりこれもそもそものフォロワー数をある程度獲得しておく必要もあり、また、キャンペーン終了時の一時的なフォロワー離れ対策も考えておかなくてはなりません。
3つ目に、集客の前段階として「自社イメージ等の調査や分析情報を集める」ツールとしての利用があります。
例えば、商品に「#(商品名)で感想をツイートしよう」というのを顧客が実行し、率直な感想をツイートとして検索して意識調査が出来るという点です。Twitterでは、特定のキーワードに#(シャープ記号)を付けることで、同じキーワードのものを集めたリンクとして使用できる機能があります。これをタグ付けといい、このリンクでたどればリアルタイムな生の感想や意見を集めることが出来ます。
これもある程度の商品認知やフォロワーが必要になるかと思いますので、他の活用方法とあわせた補助的な利用となるでしょう。
4つ目として、既存の顧客を大事にしてイメージアップを図る「ユーザーサポート利用」があります。
SNSというのは、先ほどご紹介したbotという便利な利用も可能である反面、生身の人間による交流による温かみと信頼性からフォロワーを生むケースが多くあります。ゆるキャラブーム時にキャラクターアカウントによって交流し、都市の認知度を上げていったように、商品の困った点などの質問に直接返信という形でサポートしたり、メールや電話で多く寄せられる質問への回答などを発信し、閲覧者へと安心と信頼を与えていくというメリットがあります。
デメリットとして、専属のメンバーを置く必要があり、また返信の言葉遣い等でのトラブル回避など、これもまたプロのコンサルタントを活用して慎重に行う必要があるかもしれません。
5つ目、上の4つ目と繋がるところがあるのが「顧客とのコミュニケーション」を主とする利用があります。
親近感を与え、顧客と同じ目線でコミュニケーションとしてTwitterを利用することにより、話題性や認知度アップの敷居が下がり、結果として商品を知ってもらえるケースです。
これは担当者の負担がどうしても大きくなり、コミュニケーション能力や担当者のやる気が重要になる、また業績としてクリアしたい目標などが設定しにくいのも特徴です。
カンタン導入のTwitter、奥が深いSNS知識はコンサルタント利用を
立派な店構えのNEWオープンに足を踏み入れるより気楽に、そして一度に多くの来店を獲得できる、これこそがSNS集客の醍醐味なのです。そして、導入することへの不安もコンサルティング会社というサポート体制もいまや増えてきています。
Facebook、Twitter、Instagram・・・もはやどんな大企業でもソーシャルメディアマーケティングの導入は当たり前になっているいま、こういった専門のコンサルタントを起用しても大きなメリットがあると言えます。
多様な利用をとおして、自社商品のヘビーユーザーをより多く獲得できたら販売者、生産者の大きな喜びですよね!
まずは、こうしたTwitterなどの特徴を知って、お試し導入も難しくはないと思います。
スポンサーサイト:
コメント