おすすめドローンのレンタルとそのクチコミ評判

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1.実用的なドローンの歴史

ドローンは、無人航空機の1つに分類され、民間用から軍事用まで数多い無人航空機の中で「遠隔操作で運用」「個人でも運用できる程度の大きさ」のものを指し、細かな分け方では空中で自律飛行(ホバリングで止まる)ことができるとする分け方もあります。
ここ数年で注目を集めているドローンですが、実際に運用が始まったのは1990年代。
開発がされ始めたのは、1970年代のアメリカとされています。
そして、「ドローンの生みの親」といわれる開発者は公にはされていません。
なぜ、公にされないかは開発された年代と地域でおおよその推測がつくはずです。
ドローンが1970年代に開発された目的は、なんといっても軍事的な利用。
目的地の偵察、爆撃、対象の監視を遠く離れた場所から安全に行うためです。

現在は、アメリカ軍は無人戦闘機RQ-1 プレデターを運用していることで知られています。
3m四方で、コックピットのない無人の飛行機ですが、大きな分類では軍事用ドローンにあたります。
無人戦闘機RQ-1 プレデターが開発されたのは、1990年代のこのです。
その後、アフガニスタン、イラクなど多くの戦場で人の命を奪うことになります。
しばらくは軍事用ドローンが優先されて開発されていましたが、ラジコンの場合と同様に軍事的な成果を上げた製品は民間へ販売されるようになるのは歴史上よくあることでしょう。
民間用にドローンが販売されたのは、2010年のヨーロッパでのことです。
フランスに本社があるParrot社のドローン「AR.Drone」が世界に先駆けて販売されました。
初の発売でもあり、価格も新品で200000万円以上と高価、ドローンの中では、大型になり4枚のプロペラを持つ撮影用のドローンです。

2.運用目的に特化したドローン

ドローンを「遠隔操作で運用される無人航空機」と大きなカテゴリでまとめると、軍用のUAVマルチコプターまでとても幅広いロボットが当てはまります。
国内では、軍用のドローンは運用さらていないため、すべてが民間用ドローンに当てはまります。
その中でも、利用の目的別では農業用ドローン撮影用ドローン災害用ドローン郵送用ドローンレジャー用ドローンレース用ドローンがあります。
撮影用ドローンが、災害時の調査やレジャーを兼ねることもあり、区分けはハッキリとはしないこともあります。
国内でシェアの多い順に紹介させていただくと、現在はレジャー用ドローンと撮影用ドローンが多くのシェアを占めています。

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・郵送用ドローン

海外では運用の実績がありますが、日本国内では法的な問題が整備されておらず、現時点での運用はありません。
比較的大型で出力の強いモーターと、荷物を運ぶアームなどの装置を備えます。

・農場用ドローン

大規模農場での農薬散布というよりも、天候・土壌・植物の生育状況の把握のために使われています。
外部にセンサーなどのアフターパーツを多く取り付けるため、比較的大型のドローンが利用されることが多く価格も高価になりがちです。

・レジャー用ドローン

小型軽量で安価なモデルが販売されています。
新品の価格帯も50000〜100000前後とお得なモデルも多く、ドローン操縦の練習目的でも購入されています。流通量が多いため中古のモデルでも、故障はもちろん傷や汚れが少ないものも販売されています。

・撮影用ドローン

報道機関や出版会社、映像制作会社で運用される本格的なモデルから、個人の写真家の方が作品制作を目的にされるモデルが発売され、安価な価格帯のモデルの中にはレジャー用ドローンにアフターパーツを取り付けて撮影用として運用することもあります。ドローン運用会社でのレンタルサービスのあるモデルは、撮影用のドローンです。

・災害用ドローン

災害時に瓦礫を引き上げるフックのような装置が付いているものを思い浮かべてしまいますが、実際に運用されるのは地震や洪水などの大規模災害の状況を、リアルタイムで把握するために運用されています。
そのため、多くは撮影用ドローン、小規模な運用団体ではレジャー用ドローンが使われています。

・レース用ドローン

テレビでも配信されるドローンレースで障害物のある空間を飛びながら速さを競うために開発されています。
個々人でカスタムされた機体がほとんどで、レンタルなどはほとんどありません。
求められるのは、スピードと操作に対する反応の速さです。
中古品が販売されていますが、ユーザーが何らかのカスタムを施したものがほとんどです。
この他にも、夜間に屋内外で警備を担う警備用ドローン、不法な目的で運用されるドローンを捕獲する捕獲用ドローンなど、目的の数だけドローンが存在します。

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3.ドローンの今後

1970年代に軍事的な目的で開発が始まり、軍事用ドローンの無人戦闘機RQ-1 プレデターが戦争で成果を上げた1990年代。
さらに20年をかけて、2010年から一般向けに販売が始まり、私たちがドローンという便利で楽しみのあるロボットを手にすることになった現在。

これからのドローンはどのような進化を遂げるのでしょうか?

実際に海外で運用されている実績があるものは、輸送用ドローン、警備用ドローンでしょう。
輸送用ドローンは、古くから考えられていたようにドローンの下に荷物を持ち上げるアームを取り付けます。配送センターから配信されるプログラムに従って、決められたコースを移動して目的地の配達先へ荷物を降ろします。
日本国内では、航空法の観点、電線や列車の架線が空中を走っているため、法整備が追いついていないようです。
実用化されることで、郵便配達員や運送業者の人手不足が解消されることでしょう。
また、個人間ではなく、企業間でも輸送コストを削減できるメリットが生まれます。

また、国内で計画中のドローン運用に夜間の警備用ドローンがあります。
こちらは、夜間無人となるオフィス街のビルの中を監視カメラを搭載したドローンが飛び回り監視をするという計画です。屋内であるため、警備用ドローンに大きな法的問題はないようです。
しかし、企業によって従業員監視のために悪用されないかと懸念が広がっています。
また、東北の自治体では災害監視用ドローンが実用化されています。
現在は、設立後に大規模な災害は起こっていないため出動の機会はありませんが、洪水や津波、土砂崩れなど人が近づくと危険な場所、また移動までに時間がかかる場所を偵察する目的のドローンです。
今後、日本国内で需要が多く見込めるのは、災害監視用ドローン、もしかすると自宅で介護が必要な1人暮らしの高齢者の方のお家を見守る介護用ドローンなども現れるかもしれません。

4.ドローンの悪用とドローン捕獲用ドローン

便利になる一方で、ドローンは悪用することで対象の監視、盗撮、郵送用ドローンは配達用アームを使いいずれ窃盗の道具に利用されてしまうことが予想できます。
また、犯罪以上に武器や爆発物を載せたテロの用途にもなります。
便利で高性能な道具は、同時に危険な犯罪の道具、武器にもなり得るわけです。
そこで、ロシアやヨーロッパでは「ドローン捕獲用ドローン」が運用されつつあります。
名前の通り、ドローンを捕まえるドローンです。
方法は、ネットで相手のドローンを捕獲してしまう方法、ローターを止めて落としてしまう方法のいずれかで悪用されているドローンを使用不能に追い込みます。
まるで、飛行機が現れ、爆弾を積んだ爆撃機に変わり、爆撃機を撃ち落とすために機関銃を積み込んだ戦闘機が生まれたのと、どこか似ていますね。
いずれにしても、便利な道具が悪用されてしまうのは、いつの時代も変わらないことでもあるようです。

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