最新のおすすめの葬儀事情とは?安心しておくり出せる・遺す家族のために

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お葬式に参列した幼き頃の私は、なぜ、遺された家族は大切な人を亡くしてそれだけで大変なのに、あんなにお葬式の場で忙しくしているのだろう?・・・そう、母に訊ねた記憶がかすかにあります。

葬儀はとても準備、打ち合わせが大変で、私の記憶が確かならば母の回答は「悲しくて泣く暇もないくらい忙しくしていた方が、時間の経過とともにゆっくり心の整理が出来るからだと思う」と言っていたような気がします。

そんな葬儀ですが、昨今では「終活」という言葉もあるように、事前にプランを考えておくことが出来るようになってきているのをご存知でしょうか?

大切な人を亡くすこと自体何度もあることではありませんから、時代の流れで新しい葬儀のかたちが生まれていることを知らなくても無理はありません。

なにも分からないという心配ごとをクリアにして心いっぱいに故人を送り出したい、また、自分の終わりを迎える時に家族に負担をかけたくない、そんなまわりへの思いやりから、もしもの時を考える方々が増えています。

今回は、いま最新の葬儀事情について掘り下げてみます!

より故人を想う葬儀へと変わりつつある

時代が個性を重んじる風潮になるにつれて、葬儀も地域やしきたりにとらわれないさまざまなご本人らしさを重視したかたちが増えてきています。

と言っても、奇抜な変わった葬儀をしようというわけではなく、故人の好きなものを出来る範囲で取り入れてみたり、予算が膨大になることで遺族の負担を心配する本人の意向を汲んだささやかな形式にしたり、慣れ親しんだ我が家でひっそりと身内だけで行うなど、細やかな希望を取り入れたり・・・。

そんな葬儀がとても増えているようです。

かく言う私の身内の葬儀では、喪主である奥様がお花が好きで、ご主人の祭壇には故人の好きな色である紫や青の花々を流線型の美しいフラワーアレンジで飾られていました。

オシャレ好きだったご主人を思わせるそれは、奥様の想いがとても伝わってくる温かな葬儀を彩っていました。そして、あまり派手に騒ぐことの好きでないご主人のご意向にそって、ささやかに「家族葬」で営まれていました。

では他に、具体的にどのようなかたちがあるかというと・・・

一般葬として葬儀式ならびに告別式を行う

ごく一般的なお葬式のイメージはこの形ではないでしょうか。

ですが、なんだ紹介するまでもないと侮るなかれ、最近では昔ながらの慣習や地域・宗教のしきたりを重んじつつも、多種多様な葬儀が行われています。

先にご紹介した私の身内の葬儀のように祭壇のレイアウトを思い思いに飾り付けたり、音楽を故人にちなんだものにしたり、受け付けロビーに生前の若いころの写真や思い出の家族写真とともにモニターでビデオを流すなど、形を色濃く守りつつもらしさのある葬儀をとり行えるようになってきています。

親しい人との別れを惜しむ家族葬と密葬

儀式的な一般葬に比べ、遺族負担もほどほどに、より故人を偲ぶ時間を大切に出来るのが、ごく親しい人だけを招いて行う家族葬です。

少人数で見知った仲間や家族が参列することが、遺族がまわりへの気遣いに心配る必要を比較的少なくできるために、落ち着いたお別れの時間を過ごすことが出来ます。

またその後、一般の参列の方々を招きあらためて葬儀をとり行うことを密葬といいます。いずれにおいても、送り出す側の気持ちを尊重した形式となりますね。

遺族の費用と身体的負担を考慮した一日葬

最近の新しい葬儀のかたちとして少しずつ増えていくと思われるのは、一日葬です。

一日葬とは、遺族が高齢者が多かったり、遠方に住む親族が多く時間がとりにくい、仕事などの都合で休みを確保しにくいなどの事情を考慮し、短い時間でとり行うことの目的とした葬儀です。

通夜を行わず、葬儀と告別式だけ一日でお別れの儀式をまとめ、通常二日間にわたる身体への負担を軽くすることができます。費用としても通夜の分が多少軽減されるため、経済的な不安があるがキチンとお別れがしたい方などに選ばれているようです。
最新葬式事情においては、とても需要の増えている方式のようです。

お別れの気持ちを主体とした偲ぶ会やお別れ会、自由葬

しきたりなどを考慮することなく、供養よりお別れする故人を偲ぶ気持ちに重きをおいた自由なかたちでの送り出し方に偲ぶ会などを開く場合も増えているようです。

宗教にとらわれず行うことも出来るので、開式の場所も斎場に限らず、ホテルや宴会場というケースもあるそうです。祭壇なども華やかな生花で彩られたり、生演奏による音楽を採用するなど、故人や遺族の意向に沿った温かな会が可能なのが魅力です。

慣れ親しんだ我が家での自宅葬

家族葬などと考え方は同じで、より親しい方だけをお招きして故人の安心できる環境でとり行うことが出来る、過去からあったかたちではありますが近年の核家族化で減りつつあった自宅葬がいま少しずつ見直されてきています。

高齢なご夫婦だけで暮らす世帯も増えてきた昨今、連れに先立たれた高齢者にとって、もっとも落ち着いたお見送りが出来ることでしょう。

斎場などの使用料金がかからないなどのメリットもありますが、広さによっては参列者への配慮やご近所の方への配慮も必要になるので忘れてはなりませんね。

以上、主にこのような種類があります。

意外!葬儀とその先を見据えた段取りが必要なお坊さん選び

ひと通り葬儀のプラン立てを進めていくと、必要になってくるのがお経上げをお願いするお坊さん選び。

お世話になっているお坊さんなどがない場合は、葬儀社に紹介してもらうことも可能です。ですが、葬儀社に丸投げでは、のちにトラブルになることもあるかもしれません。

それは、檀家になっているお寺がどのようなかたちであるか、ないか、という部分です。檀家になっているお寺があるのであれば、そのお寺のお坊さんにお願いするのが通例でありしきたりのようです。

また、長男ではなく実家を離れているが、代々の檀家である場合などお寺間での繋がりにトラブルに発展するケースもあるかもしれません。

とはいえ、どのような問題があるのかは何度もあることではないため想定が難しいと思うので、自分のお寺との付き合いの状況をありのまま伝えて相談してみましょう。

そして、檀家ではない場合、お坊さんを紹介してもらうわけですが、その後のトラブル回避のために先を見据えた相談をしておくことも大事です。

戒名やお布施など、葬儀とは別にかかる費用の予算や、その後のお墓や納骨堂をお願いするかどうか、そうであれば檀家になる必要がありますし、この先一周忌、三回忌とお願いしていくからにはお付き合いのしやすいお寺さんであるか、葬儀社側に希望を伝えておくと安心かとおもいます。

大事な人だからこそ・・・考えたくない「もしも」の準備を

大事である存在が病で大変なとき、亡くすとも考えられないくらい元気なとき、私たちは「もしも」失ったらと考えたくないのが当たり前です。

ですが、実際亡くなられて次の段階「葬儀」についての判断はわずか数時間で出さなくてはなりません。

・病院で息を引き取った場合は、霊安室へ移動し、まもなく葬儀社または自宅など安置するところへ搬送
・自宅で息を引き取った場合は、かかりつけ病院の診断か、警察への連絡が必要(遺体は動かさない)

ただでさえ心の整理がつかない状況で、亡くなった故人を目の前にした霊安室で、この後搬送する葬儀場を判断しなくてはいけない・・・とても大変な状況なのは言うまでもないですよね。

余計なトラブルや困難で最期のお見送りを乱すことのないように、あなたらしい心遣いで送り出してあげたいものですね。

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