まずインターネットの世界で、最もよく使われるで言葉であろう「ホームページ」。
似た表現で、Webページ、Webサイト等もしばしば見受けられます。これらの意味の違いを把握している方は意外と多くありません。
今回はこれらの違いについて触れ、具体的にホームページはどのような使われ方をされているのかその目的、いざ制作する場合にはどのくらいのコストが掛かるものなのか等について触れていきたいと思います。
主に、「これからホームページを立ち上げたい」や「意味を十分に把握していないまま、立ち上げたホームページをリニューアルしたい!」等の要望を持つ方に向け、触れていきたいと思います。
ホームページとは
ホームページ とは、本来はウェブブラウザを起動した時に表示されるウェブページなどの画面である。また、そこから派生して各ウェブサイトのトップページを指す意味で用いられる。ウェブサイト全体を指す意味に誤用されることもある。「トップページ」は和製英語である。 引用:ウィキペディア
・・・すでに専門用語が並んでおり、少々意味がわかりにくいというのが率直の印象です。
そこで、もう少しわかりやすくする為に、引用元のウィキペディアのワードも交えながら、これを「本」に例えて説明することとします。
インターネット上での役割と意味
ウェブページ
「Webページ」と表記されることもあります。これは、文章や画像・写真が一つの場所に見やすく配置された状態でインターネット上に公開されているものであり、まさに今あなたがご覧になっているこの画面のことです。
「ページ」と言われることからわかる通り「本を構成する1ページ」を指します。
ウェブサイト
「Webサイト」と表記されることもあります。ウェブページが「本を構成する1ページ」であるならば、ウェブサイトはこの集まり「1冊の本」であると言えます。
ホームページ
実は、ホームページの概念はいくつか存在します。その中で最も多く使われるのは、「webページ、webサイトの総称」とされ、「本」を構成するページ単位でも本1冊まるまるでも、ホームページと呼ばれます。
利用者目線で捉えた際の意味と役割
ホームページはお伝えの通り、インターネット上の「本」という存在であり、それは「情報を伝える為」に存在しています。
その為当然そこには「それを伝える本人」が存在します。ホームページとは、その本人にとっての情報伝達の本拠地=ホームであるという考えです。
ちなみに、皆さんもよく耳にする「SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)」は、一見ホームページとは別物として見られていますが、そうではありません。
今でこそ下火ではありますが、Facebookやアメブロ等、代表的なSNSをホームページとして利用している法人、個人はまだまだ存在しています。
しかしながらSNSの本来の目的は、同じくそのSNSに参加する方同士のコミュニケーションツールです。
その為、「ログイン」や各SNSごとに設けられた「ガイドライン」を順守した運用が求められます。そして活動範囲は、そのSNSの中でのみ、と限られています。
その性質からも「何かを訴える為」を大きく広めるという目的には必ずしも最適ではないのかもしれません。SEOを考えたとしても、Google等の検索エンジンへのヒット割合いが低いことからもそう言えます。
逆に、「情報を届ける相手」が固定化されていたり、SNSのシステムとして提供された範囲内で運用することに支障がない場合でしたら、完全無料で利用できるSNSの活用は、有効な手段ではないかと思われます。
ホームページの種類
ホームページ、そして自社が所有しているアカウントのSNS(Facebookやアメブロなどのブログ、ツイッター等)は、自身(自社)が所有するメディアという考えの下、広義の解釈で「オウンドメディア(Owned Media)」とも呼ばれています。
以下はオウンドメディアの一例です。
- コーポレートサイト
企業自身の公式ウェブサイト - マッチングサイト
業務請負・求人・中古品売買など、物品やサービスを必要とする事業者や個人と、その提供者とを仲介するウェブサイト - ECサイト
自社の商品(広義では他社の商品)やサービスを、インターネット上に置いた独自運営のウェブサイトで販売するサイト - 採用サイト
企業が採用活動に力を入れるため企業サイト(コーポレートサイト)とは別物として作るサイト - 会員制サイト
コミュニティ形成やファンクラブ等、会員だけが閲覧できるサイト。商品やサービスの提供の目的としても活用できる。 - ランディングページ
広義として、検索結果や広告などを経由して訪問者が最初にアクセスするページ。訪問者がホームページに着地する(land)イメージからこの名前がつきました。略してLPとも呼ばれます。
それに対して、狭義のランディングページとは、訪問者のアクションを誘導することに特化した縦長のレイアウトのページのことを指します。
「情報を伝える」とは「想いを訴え、共感を喚起する」こと
もしあなたが営業マンだとしましょう。今日も企業に営業訪問です。
訪問した際にあなたは、氏名、会社の住所、電話番号が記載された「名刺」を渡します。そして一通り話し終えたら次の訪問先へ向かいます。ここでの名刺の役割は少なくとも二つ。
一つは初めて訪問する会社へ紹介する自身の情報の補完と信ぴょう性を高める為のツールとして。そして一つは訪問先の企業と「弱いつながりを作っておく」為のツールです。
特に後者は、とりあえず名刺を渡しておくことによって、後で連絡をもらえ、あわよくばいつかは後で連絡をもらえ強いつながる発展する可能性があるという考え方です。
この営業マンと名刺の動きを1セットで見た場合「ホームページ」に置き換えて考えた場合、ホームページ(名刺)は、Web上に掲げただけ(相手に渡しただけ)ということになります。
これさえしておけば、「いつか見てくれるだろう」という「相手側(見る側)に行動を委ねた危険な状態」というわけです。
営業訪問の場合は、相手と「リアル」で対面している為、定かではありませんが「ネット」の場合、これでは成約を獲得する事はできません。
営利を目的としたホームページの場合、「いつか~してくれるだろう」といった、受動的且つ希望的観測ではなく、自発的な行動の下、相手に「想いを伝え、共感を喚起する」制作・運営を心がけることが必須となります。
少しでも気になる方は、より良いホームページ制作会社を見極め、リニューアルすることをおすすめいたします。
ホームページの制作料金相場の参考
以下は、これからホームぺージの新規制作やリニューアルを検討している方の参考として、ホームページ制作料金相場の一覧となります。
コーポレートサイト、採用サイト等 | |
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制作ページ数 | 料金 |
10ページ以下 | 30万円~50万円 |
50ページ以下 | 50万円~100万円 |
100ページ以上 | 500万円~ |
ECサイト(ネットショピング) | |
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商品数 | 料金 |
10件以下 | 50万円~100万円 |
100件以下 | 100万円~500万円 |
100件以上 | 500万円~ |
CMS構築 | |
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ページ数 | 料金 |
10ページ以下 | 50万円~80万円 |
50ページ以下 | 80万円~200万円 |
50ページ以上 | 200万円~ |
*CMS(コンテンツマネジメントシステム)とはページの更新・修正・追加がブログのように知識がなくても管理できるシステムです。
更新の度に制作会社に依頼しなくても、自分で管理することができます。一般的にCMSを構築するにはWordPressやMovableTypeと呼ばれるオープンソースを利用して開発されます。
最近ではWordPressが人気を集めているようです。どのような種類のWebサイトも制作可能ですが、料金の面から言うとECサイトは、これらオープンソースにカーと機能をプラグインする必要がある為、この料金相場とは異なります。
ホームページ制作会社を見極める必要性
ホームページに様々な種類や性質が存在すれば、それを制作する企業も大変多く存在します。
手掛ける(得意とする)サイトの種類に違いあったり、デザインやライティングのセンスや技術、SEOの知識とスキルに、企業によって差があったりしますので、制作を専門業者に依頼する場合は、自力で業者を選出するよりも、「比較サイト」を利用することも一つの有効な手です。
ちなみに、先程紹介した「ホームページの制作料金相場」は、あくまで一括での支払いが必要とされるものです。
制作されたそのホームページが、(依頼者の)願う売り上げを生み出してくれるかくれないかは、もちろん一切関係なく支払いの義務が生じます。
一方、「今月の筆者イチオシ!」があります。調べたところによると、ユーザーの満足度も高いことはもちろん、何よりも驚きなのが料金体系に「成功報酬制」を採用しているWebサイト制作専門業者です。
ホームページ制作業者の選定は慎重に。良いネットビジネスとなることを祈っております。
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